翻訳のお仕事は大きく分けて4つ!どんな翻訳がしたいか迷っているあなたへ

はじめに

翻訳とは何なのか、ざっくり説明すると、「日本語を外国語に訳す」または「外国語から日本語に訳す」作業です。AIが発達してきている近年ですが、まだまだ「人間」による翻訳が求められます。実際のところ、インターネット社会においては、翻訳が必要なコンテンツは増えつつあります。ブログや広告、動画配信サービスの拡大において、翻訳が過去よりも多く求められるでしょう。そこで、”翻訳” にはあらゆる “種類” があるのをご存知ですか?

翻訳業界にはそもそもどんなお仕事があるの?。一から全て述べようとすると長いリストになるので、ざっくりと大きく4つに分けます。出版翻訳、映像翻訳、産業翻訳、ゲーム翻訳の4つです。

ゲーム翻訳に関しては、ますます成長をし続けている業界なので、2023年現在では多くの募集をされているのが分かります。ゲームなどエンタメ関連の翻訳に興味がある方はぜひチェックすべき内容も書いております。

翻訳者になりたい方に向けて、これらの4つの翻訳の種類を掘り下げて紹介していきます!!

出版翻訳

翻訳者さんといえば、パッと思い浮かぶのはこれではないでしょうか。

書籍や雑誌などを翻訳する仕事です。書籍には様々な本があるように、絵本、SFやファンタジーのフィクションから、自己啓発書などのノンフィクションまで翻訳します。こういったお仕事は、出版社から直接依頼されることが多く、公募もないので、出版翻訳のデビューまでは長い道のりです。まずは、翻訳会社に登録するのも一つの手です。(書籍の翻訳コンテストなら一般応募があるみたいなので、チェックしてみるのも良いかもしれません。)

出版翻訳において必要なスキルは、読解力に加え、作家と同等の日本語力や表現力です。長時間かけて仕上げていくお仕事なので、年に3冊出版できれば多い方です。そのため、スケジュール管理能力、忍耐力が試されることでしょう。

映像翻訳

こちらの職種も翻訳業界では大変重要な役割を果たします。パッと思い浮かぶのは、劇場公開映画の字幕、吹き替えなのではないでしょうか。映画の翻訳を任されるようになれば一流ですが、そのほかにTV番組、アニメ、DVD作品、WEBの動画配信サービスにおける翻訳もあります。あらゆる映像コンテンツに触れることになるので、翻訳する内容は様々です。セリフだったりナレーションやテロップだったり・・。近代、動画配信サービスが増えたことにより、世界中からの視聴者も増え、翻訳者はますます活躍することになるでしょう。人気の業界でもあることから、仕事を獲得するのは難しいかもしれません。

映像翻訳をする上で必要なスキルは、コンテンツをしっかり読みこなす語学力に加えて、表現豊かな日本語力です。そして何より、映像翻訳には色んなルールがあります。字幕なら字数制限であったり、吹き替えなら話者の口の動きに合わせて訳をつけるなど、映像翻訳特有の訳し方を身に付ける必要があります。

産業翻訳

契約書、ビジネス文書やマニュアル、仕様書などの技術文書を翻訳します。この職種は日頃から一般的に公募されていますので、トライアルなど受けやすいかと思います。

専門性の高い分野を扱うのが産業翻訳者なので、コツコツと勉強もしながらやっていきたい方にも必見です。需要があるため、新規参入もしやすいです。特許、IT、金融、医薬、化学などあらゆる専門分野の依頼があります。翻訳会社から依頼を受けることが多いため、まずは翻訳会社探しを行い、そこからトライアルをさせてもらえないかと連絡をとってみましょう。

産業翻訳において必要なスキルは、高度な語学力はもちろん、ビジネスや技術の最先端に関わる専門知識です。知らないことがあれば、自分でリサーチすることが必須になってくるでしょう。調査力、リサーチスキル、PCスキルは必ず必要だと考えます。

ゲーム翻訳

あらゆるゲームソフトやアプリを翻訳するお仕事。ゲーム業界では「ローカライズ」という言い方をよくします。つまり、ある国で制作された製品やサービスを別の国でも使用できるように仕様変更するということです。ただ言葉を翻訳するだけではなく、あらゆる表現を各国の規則や文化に沿ったものに変更したり、現地でプレイしやすいものにします。

ゲーム業界は広がりつつあるので、グローバルマーケットです。ゲーム翻訳を専門とする人も多くいます。ゲーム翻訳をしたいと思ったら、ゲーム翻訳を扱う、または専門とした翻訳会社で社員となるか、フリーランス として登録しなければなりません。

ゲーム翻訳をするにあたって必要なスキルは、語学力はもちろん、ターゲット言語の文章表現力です。ローカライズスキルも必要なため、ターゲット言語がネイティブレベルでなければなりません。さらには、基礎的なプログラミングの知識もあればプラスになるそうです。

業種別の紹介する翻訳のおしごとの数々 

その他の翻訳のお仕事

上記の翻訳の職種のほかに、まだまだ多くのお仕事が存在します。例えば、音楽の歌詞対訳、観光関連の翻訳、料理メニューの翻訳、ニュースなどネット記事の翻訳などです。なかでも広告・マーケティング関連の翻訳者のニーズも増えてきています。企業のグローバル化に貢献したい方には、とても魅力的な仕事かと思います。自分の得意な分野、興味のある分野を見つけて、翻訳へのパッションを深めていきましょう。

基本的にフリーランス として働く限り、営業も行わなければなりません。これら興味のある翻訳のお仕事をゲットするには多少の時間と能力を試されるかもしれません。しかし、一つの案件を受注できれば、それがあなたの実績となり、アピールポイントとなります。そこから更なるスタートを目指し、頑張りましょう〜!!

さいごに

翻訳者を目指すにはかなりの忍耐力や行動力も求められることがお分かりになったかと思います。言語力はもちろん必要ですが、まず自分の実力や実績をアピールし、どんどんお仕事を受注できるように頑張っていきましょう。社員としてスタートしたい方はスキルアップに励み、将来独立してもお仕事が続けられるよう、更なる高みを目指していきましょうー!

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